インデックス投資では
積み立て投資よりも、一括投資がパフォーマンス的にはすぐれている事は常識です。
それは、分かってはいても「積み立て投資」を実践している方は多いと思います。
今回の記事では「一括投資」よりも「積立投資」の方が「リスクを考えた場合に圧倒的に有利」だということ、場合によっては積み立て投資の方がパフォーマンスに優れる事も有り!
この記事を見てくれた、あなたに説明したいと思います。
✓この記事のポイント
・「利回り」により「一括投資と積立投資の優位性が変わる」という点
・今後「インデックス投資」の「利回りが低下した時」に、もし貴方あなたが「積立投資を行っているのならば」より安心できるでしょう。
・実際に複利計算をしてみたら興味深い事実がわかります。
インデックス投資において
「一括投資」と「ドルコスト平均法による積立投資」では「どちらが良いのか?」
これは永遠のテーマなのかもしれません。
なぜ?「インデックス投資」は「積み立て投資が、一括投より優れているのか」?秘密は利回り5%に有り!
✓インデックス投資に限らず「年間利回りが5%以下に低下した」場合には「積み立て投資」の方が有利に働きます。
✓一括投資と時間分散投資(積立投資)を考えた場合、その「分岐点は利回り5%」がカギとなります。
実際に複利計算で「一括投資」と「積立投資」の差を見てみましょう
✓インデックスファンドの利回り計算をしてみる
具体例(条件)
・ 20年間の長期投資
・「一括投資100万円」
・「毎月1万円ずつの積立投資」
結果【利回り10%】
✓一括投資
・投資元本額:100万円
・最終資産額:約670万円
・最終損益額:利益570万円
✓積立投資
・投資元本額:240万円
・最終資産額:約720万円
・最終損益額:利益480万円
・最終資産は積立投資の方が多くなったものの・・
「インデックスファンドの利回り10%」では「最終損益では、一括投資が有利となりました。」
それでは、「利回り5%で計算してみると」どうなるでしょうか?
結果【利回り5%】
✓一括投
・投資元本額:100万円
・最終資産額:約265万円
・最終損益額:利益165万円の利益
✓積立投資
・投資元本額:240万円
・最終資産額:約407万円
・最終損益額:利益167万円の利益
・「インデックスファンドの利回りが5%」に低下すると。
・投資成績は「積立投資」の方が「一括投資」に比べ有利となります。
・「最終損益」では「一括投資」を逆転しています。
それでは「利回り3%で計算してみると」どうなるでしょうか?
結果【利回り3%】
✓一括投
・投資元本額:100万円
・最終資産額:約180万円
・最終損益額:利益80万円の利益
✓積立投資
・投資元本額:240万円
・最終資産額:約327万円
・最終損益額:利益87万円の利益
・「インデックスファンドの利回りが3%」に低下すると。
・投資成績は「積立投資」の方が、より有利となります。
インデックス投資の利回りでは「一括投資の方が長期投資では有利」とされる
✓現実には「投資家の属性」により「最終的な成績が変わってくる」ことが、よくわかる結果となりました。
✓当然この結果に異論を唱える人がいることはよくわかります。
・最終的な「投資元本が2倍以上違うじゃないか」と、言われてみればその通りです。
しかし、「数千万あるいは数億円」というお金を「一括投資」できる属性の方は、ごく一部のお金の持ちの方のみと言えます。
✓その一方で投資額の限られる属性の方たちにとっては「年間利回りが5%以下」に低下する様な状況になった場合
・コツコツとお金を貯めてから一括投資するよりも
・毎月、投資に充てられる額を、コツコツと積立投資をする方が最終的なパフォーマンスは良くなることが期待できると結論づけることができます。
✓現実的には長期投資において、年間リターンは同じではなくて、うねりがあるので一概には言えませんが。
・ある年の年間リターンが5%以下だった場合、一括投資をした人よりも毎月積立投資をしていた「あなたの方が得をしていた」そんな結果になります。
今後インデックス投資の利回りが5%前後なら積み立て投資が最適解
✓インデックス投資において
「積立投資が最適解」であることを再認識してください。
・インデックス投資の年間利回りが「5%以下」になった場合は「積立投資の方が最適解」である。
✓インデックスの長期投資を考えているのならば
・リスクバランを考えても「積み立て投資」が安全(リターンも悪くない)
✓もし、あなたがお金持ちならば?
・まとまったお金を積み立て投資する事も視野に入れる
✓とは言え、長期投資においては、「長年一括投資が有利と考えたられていた」
・逆説的に考えれば、長期投資においてはインデックスファンドの複利計算をすると「5%を下回らない事」を意味すのかもしれません。
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